風・波予報で課題解決
地球温暖化や気候変動に伴い、気象現象が激化や頻発化の傾向にあります。これは、気温が高くなるに従い、大気中に含まれる水蒸気量が増えるため、潜在的な運動エネルギーも増えることによるものです。その結果、近年、台風や温帯低気圧・前線の活動が活発化しており、風や波の現象も年々激化の傾向が見られます。下記に示すように、毎年、人的物的被害が発生しています。この傾向は、今後もますます増えるものと予想されています。
アイウェザーでは、お客様中心のポイント風・波予報を提供し、被害防止や低減に取り組んでいます。また、安全衛生法では強風による作業中止基準があるため、事前の計画作業(中断・再開のタイミング)もご支援いたします。私たちは、お客様と共に風・波による災害ゼロを目指し、気象予報士が全力でサポートしています。

強風・暴風・突風により人や物への被害が毎年発生しています。
- 強風により足場が崩壊。大手私鉄の架線等に倒れ、電車が14時間不通(2021年3月)
- 台風に伴う暴風によるゴルフ練習場の鉄柱倒壊で、近隣住民負傷・住宅被害(2019年9月)
- 突風によるコンテナ横転・壁破損(2019年6月)
- 竜巻による小型ボートの横転(2018年12月)
強風で、こんなお困りごとありませんか?

強風の際、防護・防球ネットの昇降判断に困っていませんか。

荷役や屋外作業中、強風による危険な経験や機材破損、予想外の作業中止で、困っていませんか。

突風や予想以上の強風で、ヒヤリハットしたことありませんか。
解決方法1
ポイント風予報で、解決!
ポイント風予報による安全確保と利益最大化
- 突風や強風もポイント風予報で、事前に安全確保
ポイント風予報は、指定場所の風向及び平均風速、最大風速、最大瞬間風速を提供しています。風による災害は、突風や平均風速が毎秒10m以上になると発生しやすくなります。風予報により、事前の災害防止対策や計画的な作業中止など、安全確保に役立ちます。 - ポイント風予報による作業判断で、利益最大化
ポイント風予報により、屋外作業の実施判断が事前に可能なため、作業効率の改善につながります。
例えば、労働安全衛生法の作業中止基準以上の風速が予測される場合、計画的な作業中止が可能です。このため、計画外の作業中止による損失を防止できます。かつて強風による想定外の作業中止であったものが、今ではポイント風予報により計画的に作業中止が確立されてきています。納期や企業収益への影響を抑えられ、最終利益の最大化につながります。
解決方法2
ポイント風予報で、法令順守して解決!
- 強風予報による計画作業で、法令順守と安全管理
労働安全衛生法では、強風(10分間の平均風速が毎秒10m以上の風)により、危険が予想されるとき作業中止しなければならない作業があります(→一覧表を確認する)。このため、現場での風の観測による作業判断では、強風観測後の作業中止判断となることがあります。これは、法令上の風速基準を超えた後となり、いずれ労働災害の発生や法への抵触が懸念されます。
そこで、ポイント風予報より強風日時が事前に予測されるため、強風観測前から計画的な作業中止も可能となり、法令順守や安全管理の向上が見込めます。ポイント風予報では、指定場所の平均風速、最大風速、最大瞬間風速及び風向を予測しています。
なお、労働安全衛生法で規定する強風や暴風は、過去の労働災害や近隣住民への被害、機械設備等の被害から決められています。このため、企業の法令順守は、災害防止のために危害防止基準の確立や責任体制の明確化を組織として実施することとなり、計画的な安全確保といえます。 - 暴風予報による早期の安全措置
労働安全衛生法では、暴風(瞬間風速が毎秒30mまたは35mを超えるおそれのある時)により、措置を講ずる必要がある特定機械等を定めています(→一覧表を確認する)。措置や点検作業には所定の時間がかかるとともに、強風時は危険度が増すため、強風が吹く前には、法令上の措置や点検作業を安全に完了しておくことが望ましい。
そこで、ポイント風予報より暴風や強風日時が事前に予測されるため、暴風やび強風の観測前から計画的な措置や点検作業が可能となり、法令順守や安全管理の向上が見込めます。
強風により危険が予想されるとき作業中止等すべき作業 | 関係条文 |
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クレーンを使用する作業(ジブ損壊防止措置を講じる) | クレーン則31条の2, 3 |
クレーンの組立てまたは解体等の作業 | クレーン則33条 |
移動式クレーンによる作業(転倒防止措置を講じる) | クレーン則74条の3, 4 |
移動式クレーンのジブの組立てまたは解体作業 | クレーン則75条の2 |
デリックを使用する作業 | クレーン則116条の2 |
デリックの組立てまたは解体等の作業 | クレーン則118条 |
屋外に設置するエレベーターの昇降路塔又はガイドレール支持塔の組立て又は解体の作業 | クレーン則153条 |
建設用リフトの組立て又は解体の作業 | クレーン則191条 |
ゴンドラを使用する作業 | ゴンドラ則19条 |
高さが2m以上の箇所で行う作業 | 安衛則522条 |
つり足場, 張出し足場又は高さが2m以上の構造の足場の組立て, 解体, 変更の作業 | 安衛則564条 |
建築物の骨組み又は塔であって, 金属製部材(高さ5m以上)の組立て, 解体, 変更の作業 | 安衛則517条の3 |
橋梁の上部構造であって, 金属製部材により構成されるもの (高さが5m以上のもの又は当該上部構造のうち橋梁の支間が30m以上である部分に限る)の架設, 解体, 変更の作業 |
安衛則517条の7 |
軒高さ5m以上の木造建築物の構造部材の組立て又はこれに伴う屋根下地や外壁下地の取付作業 | 安衛則517条の11 |
コンクリート造の工作物(高さが5m以上のもの)の解体, 破壊の作業 | 安衛則517条の15 |
橋梁の上部構造であって, コンクリート造のもの (高さが5m以上のもの又は当該上部構造のうち橋梁の支間が30m以上である部分)の架設, 解体, 変更の作業 |
安衛則517条の21 |
建設工事において, ジャッキ式つり上げ機械を用いた荷のつり上げ, つり下げ等の作業 | 安衛則194条の6 |
解体用機械を用いた作業 | 安衛則171条の6 |
型枠支保工の組立て又は解体の作業 | 安衛則245条 |
作業構台の組立て, 解体又は変更の作業 | 安衛則575条の7 |
暴風時に措置を講ずる必要がある特定機械等 | 関係条文 |
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瞬間風速が毎秒30mをこえる風が吹くおそれのあるときは、 屋外設置の走行クレーンに逸走防止装置を作用させる等の逸走防止措置 |
クレーン則31条 |
瞬間風速が毎秒30mをこえる風が吹くおそれのあるときは、 屋外設置のデリックにブームをマスト又は地上の固定物に固縛する等ブームの動揺によるデリックの破損防措置 |
クレーン則116条 |
瞬間風速が毎秒35mをこえる風が吹くおそれのあるときは、 屋外設置のエレベーターに控えの数を増す等の倒壊防止措置 |
クレーン則152条 |
瞬間風速が毎秒35mをこえる風が吹くおそれのあるときは、 建設用リフト(地下設置のものを除く)に控えの数を増す等の倒壊防止措置 |
クレーン則189条 |
※安衛則:労働安全衛生規則,クレーン則:クレーン等安全規則,ゴンドラ則:ゴンドラ安全規則
上の表は、労働安全衛生法の強風及び暴風等に関する条文を、総務省e-Govポータルhttps://www.e-gov.go.jpで検索し、翻案のうえ一覧表にしたものです。尚、法改正等の可能性もあり、正確性、最新性、網羅性等は保証しかねます。
利用事業者の声

ポイント風予報により、防護ネットの安全基準を超える風速の時間帯が早めにわかります。これをもとに、防護ネットの昇降作業を計画的に行っています。実際の判断は、気象予報士の方に相談の上、具体的に対策する時間帯を決めています。防護ネットを低位置の時間帯は、コースをクローズするため、事前にお客様や会社スタッフに周知しています。
暴風や突風の際は、「防護ネット構造物の倒壊」、「基礎ずれや浮き上がり」の危険性が高くなります。万一、こうした被害を受ければ、修復費が嵩み、長期間営業が困難になるため、経営的にも非常に大きな影響となります。ポイント風予報は早めに提供されるため、被害防止対策を行う時間的余裕があり、安心です。

ポイント風予報では、平均風速・最大瞬間風速及び風向の事前予測を依頼し、入港・出港及び荷役作業に利用しています。
各工程の予定日時に実施可能かどうかの事前判断に役立っています。予定通りの実施が困難な場合、工程変更及びそれに伴う人員や機材の配置等も事前に計画できます。
入港から出港までの作業は、風向風速の状況により予定変更の場合もありますが、事前の予測により、安全を確保するとともに、変更に伴う費用を最小限に抑えることができます。また、入出港や作業の進捗により、予定時間が変わることがありますが、必要な風の予報時間帯も変わりますが、気象予報士の方は柔軟に変更され、気象解説もすぐに対応してくださっています。

ポイント風予報では、暴風・強風・突風・最大瞬間風速及び風向により、運行責任者が安全第一に運行ダイヤを判断しています。
これら安全運行に必要な風予報は、早めに提供されるため、運行・運休及び運行障害の可能性など、早期の計画運行が可能となっています。このため、利用されるお客様に早めの情報発信、安全運行や遅延防止対策等の早い対応に役立っています。
悪天候の際、特に高架や河川橋、峡谷では予想外の激しい突風を伴うことがあるため、ポイント風予報の価値を実感しています。
また、早めの予報のおかげで時間に余裕を持った事前対策ができ、費用を低く抑えられ助かっています。
解決方法3
気象予報士に相談して、解決!
台風、低気圧や前線、雷雲の接近・通過の際、強風・暴風・竜巻などの急な突風が吹き、災害が発生することがあります。風の吹き方は、一様ではなく時間的にも場所的にも変化します。また、その変化も一定ではなく、急激な変化が頻繁に観測されされています。
現在あるいは今後の風の動向による業務の中断や再開などの判断でお悩みの場合は、気象予報士であり、風の専門家にお気軽にご相談ください。屋外活動や作業では、今後の意思決定のお役に立ちます。企業運営責任者と同じ立場で、風によるリスクマネジメントをご支援いたします。
私たちは、ポイント風予報を通して、お客様の企業活動が安全かつ効率的に実施・完了するまで見届けることが仕事です。もし、台風などお客様の企業活動にリスクが予測される場合は、事前にリスク回避を可能な限り図るよう躊躇なくお伝えし、お客様の命や設備を全力で守るよう努めています。リスクによる被害・不稼働時間等を最小限に留め、お客様の収益最大化の一助となれば幸いるよう努めています。
風の専門家が、解決します
- 屋外活動・作業内容に応じて、作業中断や再開の判断支援
- 暴風等が予測される場合、事前措置やタイムラインの相談
- 風の「かかりつけ医」として、個別対応
・作業危険度が高い強風が吹く時間帯
・任意の高さの風(例:地上から高さ50mの風)
・利用者ごと・場所ごとに異なる許容可能な風

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